対談シリーズ「無神論の教育が作り上げたもの」〜成績デコボコトリオは考える〜その3

教育は何のためにあるのか?かぁ…

ねぇ、逆にさ、私たちが何かこれから子供たちに教育するとしたら、何を教えたいと思う?

うーん……まずは、自分の子供ができたら日本の神話を教えたいな。
人間は単なる物質的な存在ではない、もっと壮大で尊い存在なんだよという所を出発点にしたい。

後は、日本の2000年の文化的な背景を伝えたいな。それが日本人の自尊心や人格の形成に一番つながるのかなって思う。自分が何のために生まれてきたのかを知って、輝きを持って生きて欲しい。手に職をという観点だと、あまり考えたことないけれど…。

なるほどね。

手に職をという意味だと、工学部って割と仕事に直結することを教えていますよね。実学を教えていると思います。

工学部は元々大学ではなかったからね。ヨーロッパの大学というのは本来的には文科系だよ。

(確か、イタリアあたりで12、3世紀頃に神学なんかを中心にやり出したのが今の大学の源流なんだっけ? 世界史で習った気がするなぁ)

フィロソフィー(哲学)を考えるような人達ですね。東大ボーイは何を教えたい?

僕は技術が好きなんだよね。なぜ技術が好きかというと、普通ではできないことが思い描いたとおりにできるようになるのが面白いから。今は出来ないことでも、技術次第でできるようになるということを伝えられたらいいと思うな。

星白さんは?

自分で質問しておきながら、なんて答えようかなって考えてた(笑)
そうだね、何のために生まれてきたのか、自分がやるべきこと、天命を見つけられるように、色々な分野に触れられる機会を作ってあげたいとは思うな。
ただ、考えてみたら、魂のプログラムがちゃんとあるから、放っておいてもそちら(自分の天命)に行くんだよね(笑)

今の教育は、過去を勉強することでしかないと思うな。過去を学んだ上でそこから次を創造していく能力って、また別のものなんだよね。それをどう教えられるのかっていうのは分からないんだけれど…

正しい過去を学ばなければ創造力は生まれようがないの。だから中国の歴史観では、人間の創造力は花開かないんだよ。

それは、中国の歴史に嘘が多いからですか?

そう。その場その場の嘘だから。

中国は歴史的に、前の王朝の歴史を倒した次の王朝が、前の王朝の歴史書を編纂するのですよね。だから歴史書には嘘が多いと聞いたことがあります。創造力が乏しい彼らが盗むことに特化しているのは、彼らの戦略としては正しいですよね。

うん、彼らの戦略としては正しいと思うよ。

寂しいですけれどね。

ただ、問題があってね。中国は過去20年の間に米国の知的財産を窃盗するために、優秀な人材を米国に送り込んだよね。

その結果として、テックジャイアントという会社が、人材的にも技術的にも資金的にも、中国共産党の支配下に置かれているのよ。それって、科学技術の世界がイデオロギー化しているということだと思うよ。

ということは、今科学者として働く人達は、働く会社によって誰の利益に奉仕するのかが問われているということですね。

そうです。20世紀に世界の技術の全てを吸収したのは米国だけれど、とりあえず米国には大義名分があったので仕方がないかなという見方もできるよね。
次に技術の中心が中国になった時に、中国が人を支配するために、自分の技術が使われるのですねということなんだよ。例えばファーウェイで働くというのはそういうことだからさ。

そうなってくると、今度は自分の技術が民族弾圧に貢献している可能性もありますね。

昔、物理学者が良心の痛みを感じたのか感じていないのかは分からないけれどね、彼らがそういう哲学的な問いをしたことがあったけれど、今は一般の技術者レベルでもそれが問われているの。

あけましておめでとうございます。本年もプロサピをよろしくお願いいたします!

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