対談シリーズ「実学・精神学!」その4~聖書の神に規定された世界〜

精神学というのは余計なお世話だけど、奴隷的生活をする人には必要が無いの。

<注釈>ここでいう「奴隷的生活」とは、人であることを否定されて誰かの所有物として生きる、いわゆる「奴隷」ではありません。ここで使用している「奴隷的生活」の意味は後述します。

精神学は「1個の人間」としてこの社会に向き合うために必要な知識なの。この社会に向き合う時になぜ精神学が必要かというと、今の人は皆勘違いしているんだけど、この社会の基本構造は聖書に由来しているの。ということは神様が人間に押し付けたルールによって今の社会構造が規定されているの。

ここでいう「神様」は一神教の神という理解でいいですか?

はい、いいです。

神様が社会に押し付けたルールとは…?

西洋文明ってそうでしょ?「産めよ増やせよ地に満ちよ」「全ての物を支配する権限をお前にやるから。」そのなれの果てが今の地球でしょ。

言ってた!「神が我々に許したもうた」の論理で南アメリカの人達を全滅させているし……

ユダヤ人の選民思想というのは、神が全ての物を支配する権限をユダヤの人に与えたというものですものね。

所詮、資本主義も社会主義も共産主義も今のお金のルールも、全ての根拠は一神教の神が人間に伝えた情報が根拠なのです。

でも一神教の神が伝えたルールって人間が幸せになるルールではないですよね?今の地球は、数パーセントの金持ちが地球のほとんどの富を持っています。たったの62人の大富豪が全世界の半分の富を持っているという記事を読んだこともあります。

そうだね。

人間が人間らしく生きられるルールではないですよね。西洋の人はそれを考えずに神様がそういっているから神様の言うことに従おうと思ったのですか?

それの答えをする前に、聖書の約束では「やがて御国が来ます」というのがあってね。

その約束をした神様は、一神教の神様とはまた別の神様なのですか?

聖書を読むと、ユダヤ人に全てのものを支配する権限をあげるといった旧約聖書の神様と、御国がくると言った新約聖書の神様は違うかもしれないな、って読めるよね。人間の社会を考える時に、そのことを知っているのと知らないのでは人として生きる出発点が違うでしょ。

なぜそうなっているのか、なぜそう記述されているのかの答えは、キリスト教の世界の中には答えはなくて、精神学の世界にしか答えはないのです。それを知りたいと思わない人間が世界史を語ること自体が、私に言わせたら意味がないの。世界史は聖書の神の言葉によって今日まで紡がれてきたから。

そういえば、イエズス会が日本に布教をしに来た時に、あまり布教が上手くいかなかったという話がありますよね。今でも先進国の中では圧倒的にキリスト教徒の数が少ないと思います。聖書の言葉を見ると、日本人的な感覚で言うと「なんでこれが神様なの?」という感覚があるじゃないですか。

聖書の神様の精神があまりにも幼なすぎるということ?

あ、そうそう!私は中高とカトリックのミッションスクールに通っていて毎週宗教の授業があったのですが、聖書の言葉は日本人が思う正しさとはかけ離れた所にあるなと感じていました。

はい。

キリスト教が世界に広がっていった時代に日本でキリスト教が広まらなかった理由、聖書の言葉に違和感を感じる理由、逆に言うと他の国の人がキリスト教の言葉に違和感を感じなかった理由は何ですか?

他の国の人が違和感を持たなかった最大の理由は、違和感を持ったら殺されるからです。異端審問というのはそういうことです。教会の言うことを真に受けない限りにおいて命が無くなるのです。

ほぉ、、、皆が考えぬ羊になる仕組みですね。

今の中国共産党と同じです。

さっきの話からすると、日本にキリスト教が広まらなかったのは侍がいたからという話になりませんか?

そうだよ。
キリスト教が日本に広まらなかった最大の理由は、悪いけれど彼らが語った神を日本人が受け入れられなかったのは、神様っていうのは日本人が考えている神様の姿が正しいから。

え!?正しいほうが勝っただけ!?

そうよ。
イエズス会は日本をどうしても欲しかったのだけれど、日本を取ることができなかった最大の理由は、日本が戦国時代でヨーロッパ中にある鉄砲の数よりも日本にあった鉄砲の数の方が多かったから。とてもじゃないけれどこの国は軍事力では征服できませんということだったの。

最低ですね、軍事力でも征服しようとしていたかもしれないなんて。それこそ「何が神だー」って言って侍たちに撃たれますよね。

戦国時代の日本は世界の中でも最強の部類だったんだねー。

次の記事 ⇒ 対談シリーズ「実学・精神学!」その5~なぜ、精神学が実学なのか〜

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